今年も恒例の成人式。華やかな振袖姿はなんとも美しく日本の”美と芸術”を感じる。二十歳の娘さんを持つ親御さんは一年分の給料を叩いて感慨もひとしおだと思う。今は仙人の小生も娘が二十歳の時を思い出した。
成人式と言えばこれまた新成人の色んなパフォーマーがいつの頃からか知らないが出てくるようになったのも恒例行事の一つとなってしまった。
そのほとんどは日ごろのストレスを集団で発散するものばかりでやんちゃな幼稚園の生徒以下と思うばかり。
思想も信条も何も無く親や地域に恥をかかせる事もわかっていない輩だがこんな人間にしたのも親や地域社会である事もまた事実である。
最近は新成人に限らず主催者側もあの手この手のパフォーマンスを演じて会場を盛り上げ新成人を祝う事も珍しくない。例年話題をさらうのが九州は火の国阿蘇山の麓にある阿蘇市だ。
この阿蘇市 佐藤市長のパフォーマンスにネットやブログで批判が集中するのも事実であるがこの市長はなかなかの者である。
民主党政治も2年で3人目の総理大臣となり残暑厳しい折にご苦労な話である。世界から見ると日本の政治なんて全く当てにしていない。
誰が総理大臣になろうがまるで興味が無い。関心が有るのは日本国民が働いて集めた年貢(税金)を自分たちがどれだけむしり取れるかだけである。
また国民は国民で誰が総理大臣やろうが自分の給料が増えるわけでもないし、将来の夢が膨らむわけでもない。全く政治なんて関係ないと思って当てにしていない。このどうしようもない姿が今の日本なのである。
新総理にはこのどうしようもない日本を何とか立ち直らせるきっかけを作ってほしいものである。東日本復興だけに限らず国全体を見渡して今何が必要で何を実践しなければならないか良く考えて欲しいものである。。
それにしても日本のリーダーが総理大臣を”どじょう”に例えるとは驚いた。いくら国民目線に立ったつもりでも喩えが適切でない気がする。国民目線や謙りくだりが美徳とされるのはわかるが総理大臣ならもっと器の大きい喩えが出ても良かった機がする。国民は圧倒的に多い年収400万以下の国民がどれだけ苦労して生活しているか理解して政治に生かして欲しいと思っているのだ。総理大臣が”どじょう”では大志を抱いて総理大臣を目出す子供や若い学生がいなくなる。これでは将来の有能な指導者は育たない。
真の指導者が不在な国家は不幸な事でもある。今の日本はこの真の指導者が不在であるから国全体がおかしくなってきている。かろうじて国家の体をなし何とか繁栄してきたのは明治維新の近代国家政策でできた組織つまり官僚組織が機能していたからに他ならない。
しかし昨今の官僚たたきが影響してきて有能な官僚が減少している。余剰人員は居ない。霞ヶ関にしろ、都庁舎や各県の県庁舎にしろ深夜遅くまで賃金ゼロの無給残業で汗を流している公僕は余りにも多い。官僚たたきの風土をなくし、官僚も大志を抱ける国でなければ世界を相手に出来る日本にはなり得ない。
何としても政治家自身が百年の大慶を実現できるように能力を発揮しなければならない。その要である総理大臣のリーダーシップが大きく問われてくる。
今の日本には東日本大震災から見えてきた2つの大きな国家的課題が浮き彫りになったと言える。1つは原発を含めた災害に強い国造りであり、もう1つは危機に強い国家の指導者はどうあるべきかまたどう育てるかである。
真のリーダー、真の指導者はどうあるべきかは封建社会から近代日本を築いてきた明治維新にさかのぼるとわずか1世紀を振り返るだけでその姿が見えてくる。近代日本「坂の上の雲」を目指し、明治維新を成し遂げ、日清、日露戦争の国難を切り抜け、近代日本を創った指導者が綺羅星のごとく現れた。維新の立役者の一人で初代内閣総理大臣、伊藤博文を始め大久保利通、松方正義、黒田清隆、山縣有朋、大隈重信などはその代表である。これら首相経験者はいずれも幕末から戊辰戦争などの修羅場をくぐり、実戦で鍛えられて指導者としての知恵と胆力を自身で体得した。皆命と引き換え日本国民の未来のために国家、国造りに邁進してきた。
今日の情景を見るとたった1世紀が経過しただけだが、同じ国なのかと首を傾げてしまうほど変貌した姿がそこにある。今の指導者を明治の元勲と比較すること自体が無謀であるが、それにしてもあまりにもお粗末である。
危機は生の人間像を暴露する。今回の災害を通じ、日本の選良(政治家)には、私が数十年前に企業研修で江田島の幹部候補生学校で受けた指揮官心得の基礎知識程も有していないことが露呈した。
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